こんにちは、馬渕です。
このページでは、「考え方の集合」を考えるという思考法をご紹介します。
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「考え方の集合」を考えよう
概念空間論では、「考え方の集合」というものを考えます。
イメージとしては、次のような感じです。
【考え方の集合】={考え方1,考え方2,考え方3,‥‥‥考え方n…}
われわれの思考の可能性を拡大するために、
無限に多様な考え方の集合を考えることもあります。
幾つかのやり方がありますが、
今回は、3つのステップに分けて考えていきたいと思います。
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ステップ①「考え方の集合」を考える
ステップ②「既知の考え方/未知の考え方」を分類する
ステップ③「既知の考え方」を疑い、「新しい考え方」へ遷移する
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◆イメージ図①

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ステップ①「考え方の集合」を考える
まず最初に、次のような「考え方の集合」を考えます。
【考え方の集合】={考え方A、考え方B、考え方C、‥‥‥考え方N…}
このとき、無限のもの/有限のもの、どちらを考えても構いません。
①無限に多様な考え方の集合
②有限の概念の集合
概念空間論では、基本的には、無限に多様な考え方の集合を考えます。
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ステップ②「既知の考え方/未知の考え方」を分類する
次に、無限または有限の考え方の集合を、次の二つのグループに分類します。
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①既知の考え方の集合
②未知の考え方の集合
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ここで、かなり重要なポイントがあります。
この①既知の考え方の集合には、「(現在の)自分の考え方」が含まれます。
いま何らかの問題を抱えていて、それを解決したいと考えているとしましょう。
こうした問題解決のプロセスにおいて、重要な原則があります。
それは、
問題が解決に至るためには、適切な考え方を通じて、思考しなければならない。
ということです。
十分に適切な考え方を保有していない場合には、問題を解決することができない訳ですね。
そのため、もしも現在、自分が直面する問題を解決できていない場合、
その問題を解決しうる適切な考え方は、未知の考え方のグループに含まれることになります。
※考え方のイメージ
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①既知の考え方の集合
➡「現在の自分の考え方」が含まれる!
➡しかし、問題は解決に至っていない
②未知の考え方の集合
➡問題を解決するために必要な、新しい考え方が含まれる!
➡しかし、まだその新しい考え方は何か分からない!
➡未知の考え方を、既知の領域に遷移(シフト)させる!
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補足;考え方の集合の分布と変遷を考える
少し発展的な内容になりますが、概念空間論では、
遷移度という概念を使用して、
無限に多様な考え方の集合の分布を考えます。
言い換えると、
各々の考え方は、認識のなかでどこに存在するのか?
ということを考える、ということです。
そのうえで、考え方の集合の変遷プロセスを考えます。
以下は、遷移度=考え方の集合の分布のイメージ図です。
◆イメージ図;遷移度

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ステップ③「既知の考え方」を疑い、「新しい考え方」へ遷移する
ステップ③は、考え方の集合の間を遷移していくことです。
具体的には、
既知の考え方のグループから、未知の考え方のグループへと、シフトしていく
ということをします。
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①既知の考え方の集合
②未知の考え方の集合
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※これは裏返すと、①と②の考え方のグループのうち、
②未知の考え方の集合を、既知の領域(K領域)にシフトさせる、ということです。
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①既知の考え方の集合
②未知の考え方の集合
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※未知の考え方にシフトする、あるいは未知の考え方を、既知の領域にシフトさせる、というのは同じことを指しており、見方を逆にして表現しています。
この
「既知の考え方のグループから、未知の考え方のグループへと、シフトしていく」
ということをするためには、
懐疑的な思考と、創造的な思考が必要になります。
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①懐疑的な思考➡思い込みを疑うこと
②創造的な思考➡新しい考え方を創ること
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■補足;未知の考え方に到達することについて
②未知の考え方の集合を獲得する、というのは、もちろん、実際に試してみるとそれほど簡単ではありません。
かなり高度な思考力が要求されます。
具体的には、思い込みを疑ったり、これまでに考えたことがないことを考えたりする必要があります。
ただ、この懐疑的な思考と創造的な思考に慣れると、簡単にできるようになります。
※またこの他に、概念空間論では、未概念法という特殊な方法論を用いて、新しい未知の考え方を連続的に創造し、未知の領域(U領域)に供給することをします。
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この「考え方の集合」は、メタ的な思考力を高めるうえで最適な思考方法です。
少しでもお役に立てば嬉しいです。
We cannot solve our problems with the same thinking we used when we created them.
(いかなる問題も、それが発生したのと同じ次元で解決することはできない。)
――アルベルト・アインシュタイン

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