【概念の集合】について:問題を解決する方法

【概念空間論】

 

こちらの記事で、概念の集合という考え方をご紹介しました。

【概念の集合】について;考え方まとめ

 

このページでは、実際に概念の集合という考え方を使って、問題を解決するための方法についてお話ししたいと思います。

 

これは後ほどご紹介する未概念法という思考方法を一部含むので、大まかな方向性だけご紹介します。

 

ステップ①問題の定義、リスト化

まず最初のステップでは、あなたが解決したい問題をリストアップして下さい。あるいは、解決したい問題を特定して下さい。

 

ここで問題を言葉で表現し(言語化)、定義していきます。

 

ステップ②無限に多様な概念の集合を考える

次のステップでは、無限に多様な概念の集合を考えます。

 

この無限に多様な概念の集合は、2つのグループに分類できました。

既知の概念の集合と、未知の概念の集合ですね。

 

無限に多様な概念の集合➡分類

既知の概念の集合

未知の概念の集合

 

あなたにとっての①既知の概念のグループだけで、問題を解決できる場合もありますが、これは恵まれたケースです。

 

解決が困難な問題に直面した場合には、②未知の概念の集合を考える必要があります。

こちらの図をご覧下さい。

 

無限に多様な概念の集合

 

既知の概念の集合

問題、問い、解、メタ、抽象、具体、前提、帰結、根拠、結論、場合、条件、分岐、パターン、観点、焦点、像、定義、分類、包摂、配置、分離、接続、分割、統合、全体、部分、構造、体系、要素、集合、順序、推移、変化、過程、変換、置換、識別、判断、評価、決定、解釈、認識、自覚、懐疑、明晰、不明瞭、明確、曖昧、十全、比較、対照、類推、推論、帰納、演繹、量的、単数、複数、質的、一様、多様、関係性(同等、類似、相違)、可能性(必然、偶然、蓋然)、仮定、仮説、理論、証明、論証、解決、現状、目標、計画、設計、戦略、曲線、収束、発散etc…

 

未知の概念の集合

 

          (概念の不足状態)

 

 

 

この図の上部には、あなたが既に保有している①既知の概念の集合があります。

 

そして下部には、②未知の概念の集合と書いてありますが、このスペース(概念空間)には、なにも含まれていません。

 

この②未知の概念の集合こそ、本来は目の前の問題を解決してくれる概念のグループで、本当に必要なのはこちらです。

 

・・・

 

ステップ③未知の概念の集合を補給する

この②未知の概念の集合こそが、真に問題解決に必要な概念のグループです。そのため、未知のスペースのほうに概念を補給することを考えます。

 

未知の概念を用意する方法は幾つか考えられます。

 

未概念法という方法を用いると、短期間で大量の概念を創造することができ、「概念の不足状態」を解消できます。

 

以下の図をご覧下さい。

 

無限に多様な概念の集合

 

既知の概念の集合

問題、問い、解、メタ、抽象、具体、前提、帰結、根拠、結論、場合、条件、分岐、パターン、観点、焦点、像、定義、分類、包摂、配置、分離、接続、分割、統合、全体、部分、構造、体系、要素、集合、順序、推移、変化、過程、変換、置換、識別、判断、評価、決定、解釈、認識、自覚、懐疑、明晰、不明瞭、明確、曖昧、十全、比較、対照、類推、推論、帰納、演繹、量的、単数、複数、質的、一様、多様、関係性(同等、類似、相違)、可能性(必然、偶然、蓋然)、仮定、仮説、理論、証明、論証、解決、現状、目標、計画、設計、戦略、曲線、収束、発散etc…

 

未知の概念の集合(未概念の散布)

 

α量、β性、γ化、δ系,ε度,ζ法,η的,θ層,ι分類,κ構造,λ順序,μ関係,ν領域,ξ部分,ο過程,π前提,ρ分類,σ条件,τ状況,υ接続,φ配分,χ分割 etc…

 

 

 

 

先ほどは、概念の不足状態だった道の概念のグループのエリアに、新しい概念の元となる未概念が含まれています。

 

これを未概念の散布といいます。

 

この未概念を用いて新しい概念を連続的に創造することによって、概念の不足状態が解消されます。

 

ステップ④新しい認識を獲得する

概念の不足状態が解消できれば、あとは殆ど自然と問題は解決に至ります。

 

具体的に言うと、概念の不足状態が解消されると、新しい認識(気付き・学び・発見・洞察など)が得られます。

 

これによって、問題は完全な解決に至ります。

 

・・・

 

これが概念の集合という考え方による問題解決の大まかな流れです。

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