こんにちは、馬渕です。
こちらのページでは、概念空間論のなかで核となる【概念の集合】という考え方について、ご紹介します。
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概念の集合とは、私たちの思考のプロセスにおいて使用される
複数の概念のまとまり、概念のグループ、概念のコレクション
のことを指しています。
※補足;ここでいう「集合」という用語は、数学の用語としての「集合」の意味で使用している訳ではないのでご注意ください。
これは少し抽象的ではありますが、実は私たちにとって非常に身近なものでもあると思います。
◆参考記事


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概念の集合には、大きく分けて二つの種類があります。
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1.抽象的なモデルとしての概念の集合
2.具体的な要素や条件をもつ概念の集合
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1.抽象的なモデルとしての概念の集合
抽象的な概念の集合とは、次のようなものです。
概念α、概念β、概念γ、概念δ、概念Θ、、、
上記の概念のグループは、一般化・抽象化されており、具体的な意味や条件をもっていません。
これに対して、より具体的な意味規定を与えたり、特定の認識水準や認識主体を考えると、具体的な概念の集合を作ることができます。
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2.具体的な要素や条件をもつ概念の集合
◆事例①一般的な概念の集合
概念の集合として、最もわかりやすいのは一般的な概念の集まりです。
概念の集合の事例
人間、動物、神、三角形、自然数、円柱、善悪、机、鉛筆、りんごetc…
これは日常生活の中でよく使う普通の概念を、概念の集合としてまとめたものです。
私たちは、思考、読書、勉強、会話などのシーンでこれらの言葉を使うことがありますよね。
このように、任意の概念を集めてグループ化したものを、概念の集合と考えます。
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◆事例②学問の概念の集合
次に、様々な学問で使用される概念の集合を考えてみます。
◆参考記事
あらゆる学問は、複数の基礎的な概念同士の結び付きを基盤として成立しています。
学問にとって、概念は不可欠なものだと思います。
概念をもたない学問というのは存在しないし、想像することもできないでしょう。
例えば、哲学という分野の概念を複数集めると、次のような概念の集合を構築することができます。
事例①哲学的な概念の集合
存在/無、実体、形相/質料、イデア、魂、神、コギト、方法的懐疑、神=自然、モナド、充足理由率、実存、エポケー、脱構築、アポリア、主観/客観、無知の知、力への意志、持続、差異、反復etc…
こうした概念の集合は、もちろん他の学問分野でも考えることができます。
次の事例は、論理学的な概念の集合です。
事例②論理学的な概念の集合
(前提、帰結、推論、命題、真偽、肯定/否定、演算、真理値、論理式、帰納/演繹法、逆、裏、対偶、仮定、同値、包含、矛盾、誤謬、論理関数、量化子、命題変数etc…)
以下は、生物学的、あるいは生理学的な事例です。
事例③生物学的、または生理学的な概念の集合
(細胞、組織、臓器、系統、ホルモン、神経伝達、心拍数、呼吸、血圧、体温、代謝、エネルギー、酸素供給、栄養素、ATP、筋肉収縮、神経系、内分泌系、循環系、消化系、etc…)
※これらは個別の学問分野に含まれる概念から構成された概念の集合(概念空間)ですが、もっと範囲を広げ、あらゆる学問の概念をまとめて概念の集合を考えることもできます。
このように、任意の学問的な概念の集合、というものを考えることが可能です。
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人間は、生まれてから大人になるまでの過程で、様々な概念を獲得・形成・蓄積していきます。
そしてこれらの概念は、脳内で相互に結び付き、ネットワークを形成します。
人間は、こうした多様な概念のネットワークを用いて、考えることをします。
これは、私たち人間が持つ概念の集合(概念空間)として捉えることができます。
概念の集合の事例
問題、問い、解、メタ、抽象、具体、前提、帰結、根拠、結論、場合、条件、分岐、パターン、観点、焦点、像、定義、分類、包摂、配置、分離、接続、分割、統合、全体、部分、構造、体系、要素、集合、順序、推移、変化、過程、変換、置換、識別、判断、評価、決定、解釈、認識、自覚、懐疑、明晰、不明瞭、明確、曖昧、十全、比較、対照、類推、推論(帰納、演繹など)、量的(単数、複数など)、質的、関係性(同等、類似、相違)、可能性(必然、偶然、蓋然)、仮定、仮説、理論、証明、論証、問題解決(現状、目標、計画、設計、戦略)、曲線、収束、発散etc…


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