R平面について/思考様式について

【概念空間論】

 

・タブラ・ラサ

 

■R平面(認識領域平面)

 

・定義――R平面=認識領域を投影した平面

R平面とは、一般化されたモデル的な認識領域の図式、または特定の認識主体にとっての認識領域を平面上に投影したものである。

・R平面=主要概念を統一的かつ直感的に扱うための平面、図式

R平面は、概念空間論の主要な概念群を統一的かつ直感的に扱うための図式的な平面である。

概念空間論の諸概念を絵筆や絵の具とするなら、R平面はキャンバスである。

・主要な概念の統一的使用 ※主要な概念群の統合的操作

概念空間論の主要な概念とは、参照平面、K領域/U領域、明瞭度、概念関係式、未概念法である。

これらの概念は、単独で使用することもできるが、すべてを連動させながら統一的に使用することもできる。

ただ、これらの概念同士の関係性を抽象的なレベルで理解するだけでなく、問題解決という実践的なシーンで使いこなすためには、直感的な理解が欠かせない。

この概念は、この直感的な理解を促すために導入する図式である。

・基本の機能・ルール

1.パターン

①抽象パターン➡モデル的なものと考える(特定の認識主体を指定しない)

②具体パターン➡認識主体の特定・明示

2.線引き――認識領域の自由な区分、画定

自由な線引きによって、領域を区分あるいは画定できる。

3.概念の自由な移動(浮動性)

R平面上では、人間の持つ様々な認識を概念によって表現する。点や小さな楕円などによって描く。

無限に多様な概念の集合を自由に表示させシフトできる➜知識や情報なども

概念空間論において、諸概念の位置や全体における布置関係は、何を措いても重要なものである。

殆ど研究されていないように思われる。

表はその典型的な事例である。

メンデレーエフの周期表、ゲーム理論における囚人のジレンマなど…

膨大な量の情報を保存するうえで、人類は表を用いる。表とは、複数の概念同士の位置関係に意味を与えるダイアグラムに他ならない。

概念の配置は殊更重要なのである。

概念空間論は、この意味においては概念の配置への体系的な意味付け及び解釈の装置、思考ツール

①参照平面、②K領域/U領域、③明瞭度、④概念関係式、⑤未概念法

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①参照平面

R平面上において、新たに幾つかの参照平面を構成したとしよう。このとき参照平面の範囲は、R平面上で自然と線によって画定されるものとする。

②K領域/U領域

R平面上において、

③明瞭度

R平面上において、特定の認識主体にとっての認識領域(K領域/U領域)が画定されたとしよう。

ここで新たな概念を創造・獲得することによって、認識の変容が起こった場合、R平面上の認識領域の特定の部分の明瞭度が変化するものとイメージする。

④概念関係式

R平面上において、特定の認識主体の

新しい認識が得られると、明瞭度の変化が起こる。このとき、新しい認識を表現する概念関係式が浮かび上がるものと考える。

⑤未概念法

R平面上において、無限に多様な概念の集合は、顕在的または潜在的な形で存在する。あらゆる概念は、未概念法のプロセスにおいては、未概念と見做される。すべての概念は過渡的な生成状態にあるものなのである。

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・思考様式について

概念空間論とは、無限に多様な概念の集合を用いる新しい思考様式である。

(※この思考様式は、途方もなく自由で創造的な思考を展開することができる)

前節では、R平面という図式的な平面を媒介的な基盤とすることで、主要な概念を統一的かつ直感的に使用できることが確認された。

次に、思考様式あるいは思考ツールとして、概念空間論を思考様式として用いたとする。

ケーススタディー;

・思考または認識主体S、問題P、

無限に多様な概念の集合Gを考える。参照平面(α、β、γ…)と参照平面(x、y、z…)

Sは未概念法を通じて、新たな概念群を連続的に創造する。この過程で、

ケーススタディー;問題解決

※補足;思考様式の様相

この思考様式は、どのような目的のために、どのような問題に対して適用されるかによって、呈する様相は多少変化することになるだろう。

例えば、

問題解決プロセスを記述することにを目的とする場合、参照平面が主要な役割を果たす。

問題を解決すること自体を目的とする場合、未概念法こそがそれに最も寄与するだろう。

知識や情報の整理をするうえでは、参照平面およびK領域/U領域による、概念の集合の整理や配分が役立つだろう。

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