こんにちは、馬渕です。
こちらのページでは、【K領域/U領域】という概念の概要についてご紹介します。
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【K領域/U領域】とは
概念空間論では、通常の認識主体には、原理的に認識能力の限界があると考えます。
例えば、ふつうの人間であれば、認識できること/認識できないこと、が必ず分かれています。
これは言い換えると、私たちはつねに、既知/未知という2つの領域に関わっていると考えられるかもしれません。
そこで、【K領域/U領域】という用語法を考えます。
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■K領域について
K領域とは、既知の領域(Known area)を意味します。
ここには、既存の認識の要素――知識・情報・知覚・概念・考え方・アイディアなど――が含まれます。
既に知っていること、分かっていること、気付いていること、理解できていること、考えたことがあること、経験したことがあること、認識できていること、、、
K領域は、こうしたものすべてが含まれる領域です。
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U領域とは、未知の領域(Unknown area)を意味します。
ここには、未知の認識の要素――知識・情報・知覚・概念・考え方・アイディアなど――が含まれます。
未だ知らないこと、分からないこと、気付いていないこと、理解できていないこと、全く考えたことがないこと、経験したことがないこと、認識できていないこと、、、
U領域は、こうしたものすべてが含まれる領域です。
※「広範さ」については常にK領域<U領域という不等式が成り立ち、この関係が覆ることはありません。
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■イメージ図
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抽象的なモデル/具体的な条件の設定
このK領域/U領域という概念を使用するときは、
大きく次の二つのケースを使い分けて考えていきます。
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1.抽象的なモデルとして考えるケース
2.具体的な条件を設定するケース
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1.抽象的なモデルとして考えるケース
K領域/U領域は、一般化・モデル化された図式として考えることができます。
これは、次のような具体的な条件をすべてなくして考えるケースです。
2.具体的な条件を設定するケース
K領域/U領域については、自由に具体的な条件を設定して考えることができます。
例えば、時間軸を導入したり、認識の水準や種類を具体的に決定する、ということですね。
①時間軸…過去/現在/未来の軸を導入するなど
②認識水準…どの認識のレベルで考えるかなど
③認識の種類…どんな認識を要素として考えるかなど
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以下の事例は、K領域/U領域に具体的な条件を設定したうえで、認識の要素を整理するための簡易的な方法を表しています。
【K領域】と【U領域】の具体的事例
まずは知覚認識を整理する事例を幾つか挙げてみます。
■事例①目の前の景色
自分の観点から見える、眼前の景色は「K領域」で、それ以外の自分の位置から見えないところは「U領域」に属します。
「K領域」➡自分の視界(目の前の景色)に含まれているもの。
「U領域」➡自分の視界に含まれていない、見えないもの。
■事例②失くしもの
自分のスマホや財布を失くしてしまったとします。すると視覚的にはそれらは見えない(視認することができない)ため、「視覚的なU領域」に属することになります。もし見つかれば「視覚的なK領域」に移行します。
■事例③生物の細胞
私たちが肉眼で生物を観察する限りでは、細胞の構造というのは目に映ることがありません。視覚的には、そこは「U領域」にあります。電子顕微鏡を覗き確認するとき、その構造は視覚的な「K領域」に入ることになります。
■事例④書物の頁
書物を繙くとき、開かれているページは「K領域」にあり、閉じられたページは「U領域」にあります。
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次の事例は、思考や認識プロセスにおける情報整理の方法を示すものです。
■事例①ミステリ小説の犯人
読み始めたばかりのミステリ小説の中で、「犯人が誰であるか」という認識は「U領域」にあり、小説を読み終える頃にはその認識は「K領域」に含まれることになる、と言えます。
■事例②学習のシーン
新しい分野の勉強をするシーンを考えてみます。この場合、既に知識があること・学んだこと・理解できたこと等は「K領域」に含まれ、未だ知識がない箇所・学んでいない事・理解できていないことは「U領域」に属します。
■事例③新しい天体
天文学者が新しい天体を発見し命名するとき、その天体に関する認識は人類にとっての「U領域」から「K領域」に移行することになります。
■事例④数学の問題の答え/未解決問題の解法
自分が解くことができる数学の問題の解は「K領域」に含まれ、解くことができない数学の問題の答えや考え方は、「U領域」に含まれます。
また数学の未解決問題の解を導く考え方は、人類にとって思考上の「U領域」に属すると考えられます。
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このように、この概念を具体的な対象を分析・表現するために使用する場合は、自由に具体的な条件を設定することができます。


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