こんにちは、馬渕です。
今日は、人生に変容を起こすための重要なワークの一つをご紹介します。
是非ゆっくり時間をとって取り組んでみて下さい。
・・・
ワークのやり方
紙とペンを準備して、以下の質問に対する答えを考えてみて下さい。
◆今回の質問
「私が人生で実現したいことは何だろう?」
「私はどのような人生を送りたいだろうか?」
「自分の理想の人生はどのようなものだろうか?」
——————————–
【生活・環境面】では何を実現したいだろう?
【精神性の領域】ではどうだろうか?
【知性・学習の領域】ではどうだろうか?
【身体・健康の領域】ではどうだろうか?
【仕事・職業の領域】ではどうだろうか?
【お金・経済の領域】ではどうだろうか?
【社交・人間関係の領域】ではどうだろうか?
【家族・パートナー領域】ではどうだろうか?
——————————–
このワークに取り組むときは、あなたの頭に思い浮かんだことは、どれほど小さなものに感じられたとしても、すべて書き出すことを意識して下さい。
例えば、このような書き方でOKです
↓↓
————————————–
・「○○○」などの国に旅行に行きたい
・△△という分野について学びたい
・(英語など)語学をマスターしたい
・自分の本を書いて出版したい
・「~~~」という資格を取得したい
・~の事業を始めてより経済的に豊かになりたい
・(花屋、喫茶店、ラーメン屋など)自分のお店を始めたい
・~の地域へ移住したい
etc…
————————————–
このような感じで、あなたにとって実現出来たら嬉しいと感じるものを自由に考えてみてください。
・・・
幾つかのポイント
このワークに取り組むとき、特に重要になるポイントが幾つかあります。
ポイント①本気で取り組むこと
まず心構えについてのポイントとして、本気で取り組む、というのがとても重要です。
また必ず、現在のあなたがどうすれば実現できるか分からないこと、自分には無理なのではないか、と感じるものも書き出してみて下さい。
妥協したり自分を偽ることはせず、本当に心の底から望んでいることを書き出す、というのを意識してもらえたらと思います。
もしかすると最初は恥ずかしいと感じたり、自分には無理だと思うものがあるかもしれません。
それでも、誰かが見る訳ではないので、できる限り書き出してみてください。
このワークは、人生の分岐点になる儀式とも言えるもので、初めて実践するときにどれくらいの本気度で取り組めるかによって、
その後の人生がどれほど充実したものになるかが変わります。
そのため、ぜひ死ぬ気で取り組んで頂けたらと思います。
ポイント②内なる自分との対話の練習をする
このワークの目的の一つは、内なる自分との対話の練習をする、ということです。
毎日、あなたの内面(内側の部分)にこのように問い掛けて下さい。
「自分は人生で何をしたいのだろうか?」
「どのような人生を送りたいだろうか?」
あなたの中で人生で実現したいことが明確になり、はっきりと確信が持てるようになるまで、毎日対話を繰り返してください。
あなたの内なる人生の目的(ミッション)に沿って生きられるようになるまで、取り組んでください。
ポイント③確信を深めること
「私は、人生で何をしたいだろうか?」
人生には、この問いよりも重要な問いは存在しません。
このような問いについて考える習慣が身についたら、あなたの中で少しずつ確信が深まっているかどうかを確認して下さい。
最初は、自分は何をしたいのかわからない状態から始まります。
ところが、段々とどのような人生を送りたいかが明確になっていきます。
同時に、内面における確信が深まり、最終的には、人生の目的(ミッション)にすべてを捧げることを決断するまでに至ります。
◆確信の深さのイメージ
人生で何をしたいか分からない状態
↓ ↓ ↓
(もしかすると、)自分は人生でこれをしたいのではないか
※まだ恐れ・不安を感じたり、実現できる自信はない
↓ ↓ ↓
「(はっきりと)自分は、人生でこれを実現できたら嬉しい」と思える状態
↓ ↓ ↓
・・・・・・・
↓ ↓ ↓
「私の人生の目的は、〇〇だ」と確信している状態
「自分は、人生をこのことに捧げよう」と決断している状態
ポイント③詳細化、具体的な特定
このワークに何度も取り組み、段々慣れていったら、今度は次のポイントを意識して下さい。
あなたが人生で一体何を望み、何を求めているのかを、極めて正確に、具体的に、詳細に特定すること
このようなワークを続けていると、徐々にあなたが進みたい方向性が明確になってくると思います。
最初は大まかな(ある程度あいまいな)イメージ・考えでもOKなのですが、
徐々に詳細にイメージして、あなたが人生で望むことを具体的に「特定」して下さい。
例えば、あなたが「本を出版したい」と書いたとします。
最初はそれで大丈夫なのですが、徐々にあなた自身に詳細に問い掛けて、
「どんなタイトル?」「どんなテーマ?」「どんなコンセプト?」
「ページ数は?」「表紙の装丁・デザインは?」「誰かに帯を書いてもらう?」
「どこの出版社から出したいのか?」「本文はどんな構成で、何章に分かれている?」
「書籍の中で伝えたいメッセージは具体的に何か?」
こんな風に、あなたが実現したいことを具体的にしていって下さい。
参考になるか分かりませんが、私の例をお話ししますね。
まず最初に、私がこんな風に書いたとします。
「社会に大きな影響を与える哲学者になりたい」
これはもしかすると人生でやりたいことを書き出せているように見えるかもしれません。
ただ、よく考えてみると、実際のところ何をする人なのかよく分からないですよね。
「影響を与える」とか「哲学者」とは一体何なのかが特定されていないので、このままだと具体的なアクションに移ることができないのです。
※この事例では、一般論としての「哲学者」の定義ではなく、自分にとっての哲学者の定義が重要です。
この辺りを具体的にするためにさらに考えていくと、例えばこんな風に書き出すことができます。
「概念の研究を通じて、他人や社会に最大限貢献する。
未だ世界に存在しないような新しい理論を開発し、哲学・認知科学・神経科学・精神医学・物理学・数学など、あらゆる学問分野の知識と統合したうえで、
スピーチを通じて社会に広めるための活動に取り組み、10万人以上の日本人に影響を与えるような、哲学者(哲学の講師)になりたい」
先程のパターンと比べてもらうと、こちらのパターンでは、より詳細に
「自分がなりたいもの」「人生でやりたいこと」が特定できていると思いませんか。
※これは飽くまで例なので途中で辞めていますが、さらに詳細に考えていくことができます。
このように書き出すことができると、実際にその目標を達成するために具体的にどんなアクションをとればいいのかが見えやすくなりますよね。
ぜひこのようなイメージでワークに取り組んでみて下さい。
ポイント④自分の人生の目的を守る/他人からの否定・批判に対処する
このようなワークを通じて、あなたにとって人生でやりたいことが明確になったとしても、すぐにはそれを実現できるとは限りません。
恐らく、あなたの内側にあるものが大きなものであればあるほど、それを実現するまでには永い時間が掛かるでしょう。
この間、しっかりと自分の内側にあるものを守り、ゆっくりと育てることが大事になります。
色々な人々と関わる中で、あなたが望んでいることを否定されたり、拒絶されることがあるかもしれません。
しかし、社会から誤解を受けたり、レッテルを貼られたり、どれほど酷い扱われ方をしたとしても、諦めないでください。
もし周囲の人々(家族、パートナー、会社の同僚など)からどれほど否定・批判されたとしても、貫き続けて辞めないでください。
もし何十年も時間が掛かることだとしても、あなたの内側にあるものを見失わないようにして下さい。
・・・
私の場合
18歳の時、私は重度の抑うつ状態を経験しました。
当時は、まだ心の状態を改善するための知識も手立てもなく、回復するのにかなり苦労しました。
ただ、うつ病は、私にとって大きな試練であったものの、人生で最大の恩恵を与えてくれるものでもありました。
うつ病は、私に「人生に本気で向き合うこと」を教えてくれたのです。
当時、色々な書籍で自己啓発についても学ぶようになったのですが、今回ご紹介しているようなワークも教えてもらいました。
障害や両親との関係などが原因で、かなり根深い生きづらさを抱えていたこともあって、私はこのワークに徹底的に取り組みました。
殆ど毎日のように、自分がどんな人生を送りたいのかを考えたので、いまではとても明確になっています。
概念の研究を通じて、他人や社会に貢献すること
物事について自由に思考するための新しい概念を開発し、人々に手渡し、社会に普及すること
私の場合、これが人生でやりたいことであり、人生の目的(ミッション)です。
・・・
このワークは、人生の目的を明確にするうえでとても重要な役割を果たします。
あなたは人生で何をしたいか、明確になっているでしょうか。
ぜひ時間を掛けて向き合っていただければ嬉しいです。
・・・
最後に
今回のワークは、多々ある自己啓発系のワークの中でも、最も重要なものです。
「人生を変えるうえでこれほど重要で価値のあるものはない」と言えるほど重要です。
ワーク自体はシンプルなのですが、自分の内面深くと向き合う難しさがあり、またその背景には深遠な原理が存在します。
ぜひゆっくりと時間を掛けて、何度も取り組んでいただけたらと思います。
コメント